web漫画家として人気のカメントツさんは、愛知県出身で1986年生まれ。子どものころは絵を描いたり物語を考えたりお人形で一人遊びしたりするような子どもだったそうです。
幼少時代の数年間はアメリカミシガン州で暮していましたがいじめにあい帰国。辛い少年時代を過ごしていました。
しかし、その後私立の中学校に心機一転進学し、いじめもなく青春時代を謳歌したそうです。2005年に名古屋造形芸術短期大学ビジュアルデザイン学科卒業しています。偏差値は37.5~42.5とさほど難関校ではなかったようですね。
卒業後はフリーター生活ののち、芸能プロダクションにてデザイナーを目指していました。当時はガテン系のアルバイトとデザイナーの二足のわらじを履いていたようです。その後紆余曲折ありながら雑貨デザイナー、カメラマンを経て脱サラ。
2013年よりフリーのイラストレーターとして活動しています。漫画家として目が出るまでの数年間は、オカルト・ホラー作品をニコニコ動画やニコニコ静画に投稿するなど下積み生活を送っていました。漫画家として活動を開始したのは2014年。あのトキワ荘プロジェクト卒業生でもあります。
『カメントツ』の名前の由来は、仮面をかぶって突撃するからきています。カメントツさんは素顔公開していません。イベントやテレビ出演の際は仮面を常に装着しています。本人曰く恥ずかしがり屋とのこと。
カメントツさんはほっこり系の漫画を描く一方、インタビュアとしてはとして切れ者。そのギャップと異色感が彼の人気を支えています。
歯に衣を着せぬ突撃取材やインタビューを行い、その斬新な切り口から活動の場を広げ、数々のラジオに出演したり、2015年にはビートたけしのTVタックルにも出演したりしています。当時執筆したweb記事はサイトのサーバーが一時ダウンするほど人気になりました。
そんなカメントツさんが頭角を現したのはWebメディア「オモコロ」への掲載がきっかけです。カメントツさんの代表作は、小学館から発刊された『こぐまのケーキ屋さん』。
その名の通りケーキ屋の店長 子熊 と、ケーキ屋の店員として働くことになった青年、お客さんとのやり取りなど何げない日常を描いた4コマ漫画です。可愛くて癒されます。この作品は話題となり「ミニアニメ」として動画化されたり、ローソンやバンダイナムコアミューズメントなどからコラボ商品発売されたりするなど、一気に注目を集めました。
そんなカメントツさんは、web漫画家としての傍ら、京都精華大学マンガ学部 新世代マンガコースの特任講師に着任しています。多方面で精力的に活動をして、いくつもの顔持っているカメントツさんの今後に注目です。
(参照:カメントツ – Wikipedia)