不動産会社によって査定額が違うのはなぜ?

  • ① 査定は「評価」ではなく「予想価格」だから
    • 不動産査定は鑑定評価のような一律基準ではない
    • 「この価格なら売れそう」という予測値を提示している
    • 予想には会社ごとの考え方や戦略が反映される
  • ② 参考にするデータや重視ポイントが違う
    • 近隣の成約事例を重視する会社
    • 現在の売出事例を重視する会社
    • 立地・需要・将来性を強く見る会社など、見方が異なる
  • ③ 売却戦略(早く売る/高く売る)の違い
    • 早期売却を重視し、やや低めに出す会社
    • 時間をかけて高値を狙う前提で高めに出す会社
    • どちらが正しいというより「方針の違い」
  • ④ 営業スタンスの違い
    • 媒介契約を取りたいがために高めに査定するケース
    • 現実的な価格で信頼重視の査定を出すケース
    • 査定額に営業色が出ることは少なくない
  • ⑤ 得意エリア・得意物件の違い
    • 地元密着でそのエリアの買主を多く持つ会社
    • 投資用・土地・戸建てなど、得意ジャンルが異なる
    • 得意分野の物件ほど査定額が高くなる傾向がある
  • ⑥ 再販・買取を前提にしている場合がある
    • 自社買取を想定している会社は、利益を確保するため低めになりがち
    • 仲介前提の会社とは査定の考え方が根本的に異なる
  • ⑦ 市場の「読み」が違う
    • 今後価格が上がると見る会社
    • 下落リスクを織り込む会社
    • 市況判断の差が、そのまま査定額の差になる
  • ⑧ リスク評価の違い
    • 境界・接道・法規制などを厳しく見る会社は慎重な査定
    • リスクを後から調整する前提で高めに出す会社もある
    • 査定の細かさにも差が出る
  • ⑨ 「一番高い査定=一番良い会社」ではない
    • 高い査定額でも、その価格で売れなければ意味がない
    • 値下げを繰り返すと、結果的に安く売れることもある
    • 根拠の説明があるかどうかが重要
  • ⑩ 査定額は「比較して判断するもの」
    • 1社だけでは相場感が分からない
    • 複数社の査定を比較することで、適正価格が見えてくる
    • 価格差の理由を聞くことで、信頼できる会社を見極められる

まとめ

  • 不動産会社ごとに査定額が違うのは「戦略・視点・得意分野」が違うから
  • 査定額は絶対値ではなく「売却プランの提案」
  • 価格だけでなく、根拠と売り方を比較することが成功の近道