【LP】010離婚財産分与

離婚時の財産分与で重要なこととは？
離婚時の持ち家問題で大損しないため
すべきことを解説【後悔する前に】

離婚時の財産分与、『相手と揉めたくはないけど貰える分はきっちり貰いたい！』と思う人がほとんどですよね。

何が貰えて何が貰えないのか、どういったことで揉めやすいのか、そういった知識を持ったうえで離婚準備を進めることが重要です。

この記事では、

について解説します。

【執筆担当者】

30歳で離婚を経験。早く別れたいと焦る気持ちから適当に離婚条件を決めてしまって、あとから後悔。この失敗を反面教師に、特に大切だと思った財産分与についてまとめました。

財産分与の対象になる/ならない財産

(1)財産分与とその種類

財産分与とは、夫婦期間中に築いたものを原則1/2ずつ分け合うことです。

その種類は以下の3つがあります。

このうち、基本的には清算的財産分与がメインとなります。

あなたが専業主婦(夫)であるとか、名義が自分じゃないとか、そういったことは関係なく貰えるものがちゃんとあります。

(2)財産分与の対象

二人で分け合うものは、次のような共有財産が対象です。

たとえ、今は相手と別居していたとしても、同居していた期間中に築いたものはあなたとパートナー二人の共有財産になります。

しかし、夫婦のうち片方が結婚前に貯めていた貯金で購入したものや、片方の親族の援助で購入したものについては、割合が1/2にならないこともあるので要注意です。

(3)財産分与の対象にならない物

結婚する前から片方が持っていた財産、夫婦の協力とは無関係に取得した財産のことを特有財産と言います。

これは財産分与の対象にならないので、残念ながら分けて貰うことはできません。

ただし、特有財産であっても、婚姻後の夫婦の協力によって価値が維持されたものは財産分与の対象になることもあります。

財産分与は、次の手順で行います。

①財産分与の対象を確認する
②夫婦で話し合いをする

何が共有財産で何が特有財産なのか確認し、どう分けるのか二人で話し合うことになります。

実は、この話し合いで一番揉めやすいのが、家についてなんです。

不動産は金額が大きいうえ、物理的に半分に分けるのが難しいというのが理由です。

離婚する時の持ち家をどうするかは、以下のようなパターンに分かれます。

片方が住み続ける	家の価格の半分をもう片方に現金で払う
家を売る	売却金を半分ずつ分け合う(ローンも折半)

ほとんどの夫婦は、家を売って現金を分け合うことを選択しますが、いずれにせよ家の価格を調べることになります。

この時、家の価格調べを相手に任せっきりにしてはいけません。

というのも、離婚を目前にした相手は、自分が得をするようにしたいと考え始めるからです。

例えば、こんなことをしてくる可能性があります。