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    マンガ広告は万能じゃない!
    はじめてのマンガ広告制作は
    ここに気をつけよう!

    2019.09.09

最近マンガを使ったLPやメディア記事、営業資料など増えてきましたね。しかし、自分で依頼したことがないから不安がある。

そんな人のために、マンガを使った広告や、マンガマーケティングを初めて行うときによく躓くポイントと対応方法をまとめました。

マンガ広告はどんな効果があるのか?

マンガ広告に効果がないのであれば、使う意味がありません。どんな効果があるのでしょうか?

どんな企業が使っているのでしょうか。マンガ広告の効果は3つの改善ポイントがあります。


1.CTRの改善

例えばバナーやGoogle検索結果で以下の2つが並んでいた場合、どちらをクリックしますでしょうか。

A.マーケティングでマンガを使う効果について

B.【マンガでわかる】マーケティングでマンガを使う効果について

おそらく、Bをクリックしてしまうのではないでしょうか。

ユーザー心理として、日本人はマンガと慣れ親しんでいるので、ついついわかりやすいマンガの方をクリックしてしまいます。


2.滞在時間の改善

マンガというフォーマットは、イラストやテキストコンテンツ、動画コンテンツと違って「滞在時間」が長くなる傾向があります。

これはマンガの「フォーマット」にポイントがあります。

マンガは「ストーリー」なので、ついつい続きを読みたくなってしまうことと、「めくりの効果(最後のコマで次を気になるようにドキドキさせる)」があるため、つい続きを読んでみたくなるのです。その結果、滞在時間が改善します。


3.CVRの改善

マンガによって伝えたい内容を理解してもらえるので、顕在層だけでなく、潜在層にも響きやすくなります。

マンガによって、顧客に潜在的な自身、自社のニーズに気づいてもらうことができます(ナーチャリングが可能です)。


依頼するときの流れと、注意点についてご紹介します。

依頼前の心構え


一番失敗するのは「マンガにしたら何でも解決する」と思いこむことです。マンガに限ったことではありませんが、マンガは「銀の弾丸」ではありません。

きちんと狙いを持って、PDCAを回しながら利用する意識を持ちましょう。

例えば、サービスサイトの流入数を増やしたいのなら、広告出稿と組み合わせ利用することが大事です。

「完成したマンガを何に利用するか」「それによって何の数値を改善したいのか」をきちんと設計し、マンガの"ちから"をうまく利用しましょう。

依頼編

マンガ広告作成

依頼するときには「相手がきちんと自分たちの状況を理解してくれるか?」を重視しましょう。

よくある失敗としては、つい安いからと「個人のマンガ家さん」にお願いしたら、スケジュールの進行もうまくいかず遅延が続き、こちらの意図を理解していないメッセージのマンガになってしまった、というパターンです。

・先方の製作者、担当者が、きちんとこちらのことを理解してくれるか?

・スケジュールやアウトプットの合意に不安はないか?については、依頼前に確認しましょう。

依頼時の相場編

マンガ案件を依頼するときの相場は、以下の3つの観点でかわってきます。

1.ページマンガか、4コママンガか?

2.白黒かカラーか

3.ページ数はどの程度か?

一般的にはページマンガで、白黒が多いですが、最近はカラーも増えてきていますね。

4コマの形式のほうが安いですが、伝えられる情報量が相当少なくなるので、予算とのバランスが大事です。


金額としては、企業によって、1ページあたりの単価ベースで金額が決まっていることが多いです。

当然企業によって違いますが、

だいたい個人への依頼:1ページあたり2〜5万円程度

企業への依頼:1ページあたり3〜15万円程度

有名なインフルエンサーマンガ家:1ページあたり10万円以上くらいが、おおまかな予算のイメージです。

上記にプラスして「取材・打ち合わせ料」や、SNSへの投稿を依頼する場合には「フォロワー1人あたりXX円」、LP制作をセットに依頼する場合には制作料といった料金が加わります。


このように安くすると10万円くらいから依頼できますが、効果をより高いものにしたい場合には、適切な予算感と狙いに合わせて、依頼しましょう。

依頼ボリューム編

だいたい、サービス紹介だと8ページ程度が主流です。また、マンガLPだともっと少ないページ数で依頼することもあるようです。

ウェブメディアでの連載を依頼する場合には、4コマや4ページ程度のマンガを依頼することで、伝わるマンガになることも多いでしょう。

マンガの内容編

マンガは「ワンメッセージ」を伝えるのみにしましょう。マンガにあれこれと詰め込みすぎると、ユーザーは読みにくくなり、せっかくマンガを使ったのに上記の改善効果を薄めてしまいます。

たくさんの情報はテキストで、その前提となる伝えたいことをマンガで描くようにしましょう。

スケジュール進行編

マンガ制作のステップはざっくりと3段階になります。

1.企画

2.ラフ版の作成(ネーム)

3.ペン入れ・着色

特に企画できちんと描いてほしいことを伝えましょう。

よくある失敗は「完成したものを見てから考えよう」となってしまうことです。完成版ができてから修正を依頼すると、大幅なスケジュールの遅延を引き起こします。

これはデザインやプログラミングでいう「コンセプト」や「仕様書」の段階で、きちんと方針を合意しないと、プロジェクトの遅延が起きることと同じ構造です。

企画の段階で、「この内容がきちんと書かれていればOKです」という「ワンメッセージ」を伝えておきましょう。

納品編


納品形式についてもきちんと話しておきましょう。納品してもらうときになってから確認したら認識の齟齬があり、「印刷した冊子形式でもらえると思っていた!」ということになると大変です。しかし、よくある失敗でもあります。

きちんと、先方に「どんな形式で納品してもらうか」について、事前に認識合わせしておきましょう。冊子などに印刷してもらうのか、電子データか。

電子なら拡張子をどうするか?表紙データや、別途バナー制作はどうするか?などは最初から相談すると、後で焦ることも減ります。


利用時編

利用するときには、契約したときの範囲内での利用としましょう。よくあるトラブルは「二次利用を勝手にしてしまうこと」です。

「二次利用」とは、最初に約束した利用範囲ではない範囲で利用することです。二次利用に関する契約を確認した上で、先方に確認をした上で、他の用途で利用することとしましょう。

トラブルが起きると、通常の業務以外の仕事が増えてしまうし、企業のイメージダウンにも繋がります。気持ちよく使えるように、細かめに確認しましょう。

まとめ

漫画でよくやる失敗と、その時の対策を書いてみました。マンガを使ったPRやマーケティングは、失敗しないように使えばかなりの高確率で成果が出るツールです。正しく理解した上で利用して、成果をあげていきましょう。


著者情報:前田雄太。「マンガ家芸能プロダクション:まんがたり」の代表。企業の「伝わりにくい」ことを、マンガというツールを使って、興味がないけど、本当は伝えたい人たちに伝える「メディアマンガ事業」を中心に運営中。「マンガ家がマンガを描くことだけに集中できる環境を提供する」というビジョンの実現のために邁進中。特にB to Bや新規事業、ベンチャー企業の内容を描くことに非常に長けている。依頼はこちらから→https://mangatari-ad.com/


イラストはまんがたりのマンガ家である上野りゅうじん。Twitter:https://twitter.com/U_ryu_jin

[文]前田雄太 [編集] コルクラボ・エディターズギルド

頼母木 俊輔

『編集の時間』編集責任者 / 苫米地式認定コーチ補。エンタメ業界などを中心に数百件以上のデジタルプロモーション施策や、SNSの運用を担当し、2014年に独立。「企業の編集」をコンセプトに、オウンドメディアの立ち上げやSNS運用などを担当。ビジネスメディア 「キャリアサプリ」編集長(2014年~)、起業家むけメディア「助っ人」編集長(~2019年4月)。劇場公開映画のSNSやnote運用なども得意としている。

Twitter:https://twitter.com/MOGGYSBOOKS

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