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    「結婚式を編集」したら、
    新郎新婦もゲストもみんな、
    幸せになった。

    2019.12.10

富澤友則と申します。コンテンツマーケティングの仕事をしています。

そんな僕が語るのはズバリ、先日終えたばかりの僕の結婚式の話です。

「編集の話じゃないのかよ!」と「戻る」ボタンを押そうとした方、どうか、次の段落まで読んでみてください。

一風変わった結婚式を行ったのですが、そこには確かに「編集」の視点がありました。具体的にどういうことか、お話ししたいと思っています。

結婚のお祝いはこの記事を最後まで読んでもらえれば、それが何よりです。ありがとうございます。

楽しくなければ、結婚式じゃない。

価値観は人それぞれなので、あくまで僕たち夫婦の感覚ですが、「ゲスト(参列者)たちが楽しくない結婚式なら、やる意味がない」という信念がありました。

「いやいや、結婚式ってキホン楽しいもんだろ」って思いました?確かに、楽しく幸せな気持ちになれるのが結婚式。

でも、細かく見るとマイナスな感情が芽生える瞬間も多く、例えば…

・スーツ&ドレス選び、ヘアメイクめんどくさい

・引き出物、帰り道や二次会でジャマ

・上司だか何だか知らないけど、長くて笑えないスピーチ

などなど。こうした楽しくないものはできる限り削り、楽しいことを増やしたい。そう思って結婚式を「編集」したのです。

※本当に楽しかったのか、その答えはゲスト次第。自分なりに考えてみたという話です。

ドレスコードはただ一つ。デニムを履いてきて

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「楽しい結婚式」を目指した時、ゲストの皆様にスーツやドレスで着飾ってもらう必要はありませんでした。

ただしドレスコードを「私服でOK」にしては、迷いも生まれるので、男女問わず多くの人が持っているであろう「デニム」を唯一のドレスコードに設けました。

そして、こちらでデザインしたTシャツを受付で渡し、着てもらいました。このTシャツは新郎新婦も着用します。ラフでありつつも、一体感を生みたかったのです。

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順番は、先に披露宴、最後に挙式

最近は徐々に増えているようですが「後挙式」の形式をとりました。

先に披露宴を行うことで、アルコールは入っているし交流も深まっているしで、ワイワイガヤガヤとした、まさに楽しい雰囲気の中で挙式を行うことができました。

厳かな雰囲気で挙式を執り行いたい場合はオススメしません。

「友人代表スピーチ」は「サイコロトーク」で

新郎新婦に向けた、友人のスピーチや手紙は結婚式の定番ですね。

コレ、感動を呼ぶシーンではあるのですが、

①新郎新婦

②スピーチをする人

③その関係を知る人

このいずれかに該当しない人にとっては、正直「終わるのを待つ」状態になりませんか?

例えば、新婦の高校時代の友人による手紙。本人は涙ながらに新婦との青春の1ページを話したりしますが、新郎のゲストたちにとってはなかなか"自分ごと"できず、だんだん各テーブルでの雑談が始まったりします。

できるだけ多くの人が集中して話を聞いていられる形を模索し、あの番組をパクりました。そう、一人ずつサイコロを降ってトークするアレです。

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新郎新婦それぞれのエピソードを持っている人を、各テーブルから選出します(5人程度)。あとは順番にサイコロを降って出たテーマを話すだけ。

他のゲストも、自分のテーブルの仲間が壇上に行くことで、スマホで撮影したり、応援したり、ヤジを飛ばしたりしてくれます。

番組形式にすることで、知らない誰かが話している時も、視線を前に集めやすくなります。

他にもメリットはあります。

・サイコロで出たテーマを話すので「何の話をしてるか」が全員にわかりやすい

うまく話せなくて当然という空気。そもそもサイコロトークなんてムチャ振り。

「ケーキ入刀」は「新郎入湯」に

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結婚式の定番オブ定番である「ケーキ入刀」。

「さあ、夫婦の初めての共同作業です」と司会にアナウンスされるアレですが、いつも「いや、結婚式を開くために膨大な共同作業乗り越えてきてるだろ」とツッコミを入れています。

食べることに困らないように、という願いがあるのも聞いたことはあったのですが、結論、やりませんでした。

その代わり、新郎が熱湯風呂に入りました。…入刀と入湯をかけたダジャレを披露したかったのではなく、ゲストの"参加している感"を生むためです。

「熱湯コマーシャル」を知ってる方ならご存知の、ダチョウ倶楽部の伝統芸ですね。ここは余興として友人2人に協力してもらいました。

A「そんなに嫌なら、じゃあ俺が入るよ!」

B「いや、俺がやるよ!」

新郎「…わかった、俺が入る!」

A+B「どーぞどーぞ」

の、あの流れです。

「いや、俺がやるよ」の瞬間、ゲストからもたくさん手が挙がりました。

そう、小さなアクションかもしれませんが、全員が参加できる“余白”を作りたかったのです。

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「押すなよ、絶対に押すなよ」の合図で熱湯風呂に落とされた後は、新婦が「お前ら、結婚式で何やってんだよ!」とキレながら乱入し、夫婦喧嘩が…。

その後の展開は「ダチョウ倶楽部 喧嘩」で検索してみてください。壮大な茶番劇により「夫婦の初めての共同作業」が一応成立するわけです。

「感情の緩急」を狙ったスケジュール

一度、全体のタイムスケジュールの話をします。

細かいコンテンツはたくさんあるのですが、開演以降の大きなコンテンツは、

サイコロトーク

新郎入湯

挙式

フェス ※後述します

の4つです。

先ほどお話しした「後挙式」のように、順番にはこだわりました。

物語に「起・承・転・結」があるように、「感情の緩急」を狙いました。

これも編集目線です。

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オープニングからサイコロトーク、熱湯風呂に到るまで、歓談の時間も挟み、ひたすら会場のテンションを盛り上げていき、そこから一気に挙式に向かいます。

熱湯風呂でびしょ濡れになって退場した新郎新婦が、"お色直し"をして再入場。それまでのTシャツ姿ではなく、ここでスーツとウェディングドレスにドレスアップします。会場に広がっていた楽しい雰囲気を、キュッと引き締めます。

「あ、そういえばコレ、結婚式だったわ」と思ったゲストもいたかもしれません。

そして、挙式は屋外のテラスで行いました。雰囲気をガラッと変えたい時は、場所を移動し、目に映る景色を変えてしまうのがもっとも有効です。

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最後はやっぱり楽しく!緊張感を解放する「フェス」

挙式の終わりは、あたたかい拍手に包まれ、感動的な雰囲気でした。ここで最後のコンテンツに移ります。

フェスです。

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幸いなことにカラオケ好きな友人が多く、MC(司会)役や出演者に困ることはありませんでした。

挙式が終わった瞬間、麦わら帽子と短パン姿の”フェス仕様”のMCが乱入し「フェス開催」を宣言します。

アゲアゲなデュエットや感動的なバラードを含む全4曲。

ここでも大事にしたのは「一体感」です。誰もが一度は聞いたことがある曲に絞って選曲しました。

そしてラストは、神奈川の沿岸部の地名が名前に付く、夏が似合うアーティストの、タオルを振り回したくなるあのヒット曲でフィナーレです。

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数分前の挙式での緊張感を一気に解放します。「暴れまくってイイぜ!」です。「真夏のJamboree!!」です。

ボルテージは最高潮のまま、挙式披露宴は終演です。オフィシャルな二次会は設けませんでしたし、引き出物もギフトカードなどの小さなものにしました。

熱冷めやらぬ中、「どこかで飲み直す?」といった会話がゲストの間で生まれていたら、これほど嬉しいものはありません。

編集=なにを集めて、どう編むか

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「集めて、編む」と書いて編集です。

来ていただくゲストはどんな性格か。新郎新婦との関係性。何を期待しているのか。そういった情報を可能な限り集め、「楽しい」という感情を最大化するためにどのような形にするか。

「結婚式の編集」なんて言うと、こじつけたような感じもするかもしれません。しかし、「誰かに何かを伝える」という目的から「情報を整理し、伝わる形に加工する」といった手段まで、まさに「編集」と同じプロセスが存在しました。

以上、編集目線で「楽しい」にこだわって作った結婚式でした。

最後に、多くのアイデアを形にしていただき、コンセプトに落とし込んでくれたウェディングプロデュース事業「CRAZY WEDDING」の方々にこの場を借りて感謝いたします。

富澤友則

1986年生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。新聞社、スタートアップ、外資企業など異なる規模の組織を経験し、現在はNewsPicksのマーケティングチーム所属。編集・執筆、マーケティングコンサル、動画ディレクション、バーテンダーなど副業多数のパラレルワーカー。

Twitter: @Tmizzer_jp:https://twitter.com/Tmizzer_jp

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