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    「笑いの編集」
    ボケは「発展」か「変化」を
    させる。

    2020.02.14
笑いの編集

皆さんこんにちは!
笑いの編集へようこそ!ネタ作家の芝山です。
今回も「面白さのいろは」を伝えていきたいと思います。

「笑いの編集」では「笑わせ学~コントの作り方編~」の内容を全3回に渡って伝えていきます。

※1回目の記事を見ていない人はこちらから

僕は「人は面白くなれる」そう言い切りたい。

最後はコントの展開の仕方を伝えたいと思います。

第3回は以下のポイントについて書いていきたいと思います。

======================
・コントの作り方③ボケは「発展」か「変化」をさせる。
・ボケの変化にはリセット効果がある。
・最後に。

======================

・コントの作り方③ボケは発展か変化させる
コントではボケを展開させる必要があります。
ボケを展開する方法には「発展」と「変化」の2つの種類があります。

まず、ボケの発展の方法を伝えたいと思います。
志村けんさんの番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』で行われていた「会議中のドア」というコントがわかりやすいので、そちらを例にして説明します。

コント「会議中のドア」
―――――――――――――――――――――――
会議室の中で志村けんが部下を待っている。
廊下にやってきた部下が、会議室のドアをノックする。

志村けん「(部屋の中から)入れ!」
部下、ドアに付いているドアノブに手をかける。
しかし、押しても引いてもドアが開かず。
部下「??(悪戦苦闘していると……)」
志村けん「なにやってんだ?」
と、志村けんが中からドアをスライドして開ける。
部下「……!?」
―――――――――――――――――――――――

こちらがこのコントの1回目のボケです。
部下はドアにドアノブがついているので、
【押すか、引いて開ける】という思い込みを裏切られ、びっくりします。

2回目のボケはもう一度部下が会議室に訪れる場面から始まります。

1回目と同様に、部下がドアを開けようとしますが開きません。
部下は1回目で学習したので、ドアをスライドしようとしますが、ドアはビクともしません。

志村けんは、ドアを観音開きにして開きます。
部下は意外な開き方に、また驚きます。

そして3回目、部下がドアをスライドしようとしても、観音開きのように開こうとしても開きません。

志村けんはドアの隣の壁を押して開きます。
部下はドアではなく、ただの壁が開いたので仰天します。

これがコントを発展させていくという事です。

上記の通り、ボケが進むにしたがって徐々にリアリティがなくなっていくことがわかります。

最初のボケに対して共感があることからスタートしないと見ている人がついていけないからです。

仮に3のボケが最初のボケだと面白いと感じないはずです。

つまり常識の範囲のボケから始める必要があるのです。

わかりやすく、割合で説明するとこれぐらいのイメージです。

1回目は「共感80:非共感20」
2回目は「共感40:非共感60」
3回目は「共感0:非共感100」

「共感0:非共感100」で笑わせられた時は、爆笑をとることができます。
しかし、場を整えないと「共感0:非共感100」は「意味がわからない」と思われる諸刃の剣なのです。

・ボケの変化にはリセット効果がある。
ボケの変化とは先ほどの展開とは違い、ボケの種類が変化するという事です。
ドアのコントで説明すると、1~3までのボケは全て「ドアが変」といった種類のボケです。
しかし、そのボケも3回程度だったら笑わせ続けることができますが
何度も繰り返していると「どうせドアが変なんでしょ?」と予想されてしまいます。

そうなるとハードルが上がり続けていくだけなのでボケを作りにくくなります。
そのような場合はボケを一度変化させます。

先ほどの説明でいうと
1.ドアが変
2.ドアが変
3.ドアが変
4.ドアが変以外のボケ
5.ドアが変

このように4つ目に違う種類のボケをいれることによって
お客さんは「ドアが変」という種類のボケを一瞬だけ忘れるので、
5つ目に「ドアが変」という種類に戻した時にウケやすくなります。

ボケの変化はリセット効果なのです。

ここで僕の昔のコントの動画を見てください。
そして、どこが変化の部分が探してみてください。

このコントの「ハケで掃除」がボケの変化となります。

このように、ボケの変化を入れることによって、ボケをリセットさせる事ができます。

・最後に
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
是非、僕が伝えたコントの作り方をなにかに生かして頂けると幸いです。

僕はこれから芸人が無意識におこなっているネタの作り方や、トーク術を言語化していきたいと思っています。

そして、「#笑わせ学」でそれを出来るだけ多くの人に伝えていきます。

一人一人が面白いことを生み出すことが出来れば、世の中はどんどん面白くなると思っています。

僕は「人は面白くなれる」と本気で思っています。なので、もっともっと「人が面白くなる方法」を考えていく。
それが今の僕の目標です。

みんなで面白くなって、この世界に笑いを沢山作りましょう。
僕なら、あなたなら、きっとできます。

この記事を読んで興味が出た方は是非「#笑わせ学」でお会いしましょう。
どなたでも大歓迎です。みなさんとお会いできる日を楽しみにしています。

芝山大補

ネタ、企画作家/ 元芸人/企画メシ5期生/ #笑わせ学 /キングオブコント2009年.2011準決勝進出/フワちゃんの元相方/土佐兄弟,他300組以上とネタ会議。過去の僕のネタ動画はこちらからどうぞ

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