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    「笑いの編集」プロが教える
    面白いキャラクターの作り方
    「なのに論」

    2020.01.24
笑いの編集

皆さんこんにちは!
笑いの編集へようこそ!ネタ作家の芝山です。
今回も「面白さのいろは」を伝えていきたいと思います。

「笑いの編集」では「笑わせ学~コントの作り方編~」の内容を全3回に渡って伝えていきます。

※前回の記事を見ていない人はこちらから 僕は「人は面白くなれる」そう言い切りたい。

前回はキャラクターの探し方を伝えました。
今回はそのキャラクターをどの場面に置くかを考えていきます。

その前に、キャラクターに本人の性格を活かした方がいい理由を説明させて頂きます。

自分と異なるキャラクターを演じるには演技力が必要になります。
しかし、自分自身のまま役に入ることができれば、演技力は必要ありません。

僕は、あなた自身でいることが一番強いと確信しています。
たまに地方から東京に出てきた芸人さんで、無理をして標準語を使う人がいます。
「棒読みの標準語よりも自然な方言」と言ってアドバイスをします。

自分がずっと使ってきた言葉以上に、うまく使える言葉はないからです。

面白くなるということは自分を知ることです。

自分はどういうことがやりたいのか?
自分はどういうことがやりたくないのか?

自分自身を知ろうとすれば自分の形は見えてくる。
ありのままの自分が一番おもろい。
僕はそう信じています。

第2回は以下のポイントについて書いていきたいと思います。

======================
・キャラクターは何役にする?
・面白いキャラクターの作り方「なのに論」
・コントの作り方②ベタな場面を使え!

======================

・キャラクターは何役にする?

では「イジる人」+「人を傷つけてないか急に不安になる人」というキャラクターを「どこの場面」に「どういった役」で置くといいのか、僕なりの回答を示したいと思います。

僕は、SAW (映画)のジグソウのような役にしました。

実際に作ってみた流れがこちらです。


A=「ゲームマスター」※「イジる人」+「人を傷つけてないか急に不安になる人」
B=「監禁されている人」

密室の部屋。
椅子にロープで縛られている男Bがいる。
気を失っていたBが目を覚ます。
A「(変声機)フッフッフッ・・・ようやく気が付いたようだな」
B「だれだ!?お前は!!」
A「私の名前はゲームマスター」
B「ゲームマスターだと!ふざけるな!!ここから出せ!」
A「ダメだ。お前には、いまからゲームを行ってもらう。お前がもしそのゲームにクリアできればここから出してやろう」
B「ゲームだと!ふざけるな!そんなのやるわけがないだろう!」
A「わかった。じゃあお前が座ってる椅子に電流を流し、お前には死んでもらう。」
B「なんだと!この椅子にそんな仕掛けが!くそ!くそ!くそぉぉおおお!(暴れる)」
A「(弱気)イヤ?」
B「え?」
A「電流イヤかな?怖い?」
続く


この役にすると「人を傷つけてないか急に不安になる人」の部分が出るだけで面白くなります。
では、この役に辿り着いた経緯を解説していきます。

・面白いキャラクターの作り方「なのに論」

お笑いには「なのに論」というものがあります。
それは「なのに」がつくと、キャラクターは面白くなる法則です。

例えば、
☆怖い顔なのに高い声。
☆子供なのに大人っぽいことを言う。
☆かわいい雰囲気なのにドスの利いた声で歌う。

世間で愛されている面白いキャラクターには、この理論が当てはまっている事が多いです。

☆お笑い芸人のクロちゃんは、怖い顔なのに高い声。
☆クレヨンしんちゃんは、子供なのに大人っぽいことを言う。
☆モノマネ芸人のりんごちゃんは、かわいい雰囲気なのにドスの利いた声で歌う。

このように「なのに」がつくとギャップがあって面白くなります。
なのに論にするポイントは「元々のキャラクターと対照的なことはなんなのか?」を考えることです。

今回のキャラクターには、こんな風に「なのに論」を使ってみました。

「人をおもちゃのように弄んで楽しんでいる立場」なのに「人を傷つけてないか急に不安になる人」

SAW(映画)のジグソウの役がピッタリだと思ったのです。

・コントの作り方②ベタな場面を使え!

役が決まったら、その役が登場するシュチュエーションの中からベタな場面を選びましょう。
例えば、ジグソウの場合なら、SAW(映画)の中でも印象が強い「ゲームが始まる場面」がわかりやすいです。

■その他の例
【役】万引きGメン→【ベタな場面】万引き犯をマークしてる場面
【役】医者→【ベタな場面】病気の告知する場面、手術室からでてくる場面
【役】刑事→【ベタな場面】取り調べの場面、犯人を説得する場面、部下を守り殉職する場面

ベタな場面を使えば説明しなくても「あのシーンだ!」と伝わりやすく、実際の場面がものさしとなるので、ボケ(違和感)がわかりやすいのです。

次回はいよいよラストです。
コントの展開の仕方などを伝えたいと思います。

芝山大補

ネタ、企画作家/ 元芸人/企画メシ5期生/ #笑わせ学 /キングオブコント2009年.2011準決勝進出/フワちゃんの元相方/土佐兄弟,他300組以上とネタ会議。過去の僕のネタ動画はこちらからどうぞ

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