古長谷 莉花さんとは、1986年静岡県生まれのブランドプロデューサー/植物採集家です。幼いころより、ガーデニング好きの母のもとで育ち、生け花やフラワーアレンジメントを通して植物に親しんできました。
現在は、「訪れたいと思っていただける場所を、空気を作る」をコンセプトに「訪れたい場所株式会社」の代表取締役社長を務め、都市計画や店舗設計・運営などの場所をトータルプロデュースしています。
古長谷 莉花さんの経歴は、大学で建築を専攻し、2009年のインターンをきっかけに商業デザイン・インテリアに興味をもち「株式会社乃村工藝社」にデザイナーとして就職します。
そして、商業施設などの空間設計を経験した後、広報としてノベルティや広報物のプロジェクトを担当しました。
節目となるプロジェクトを終え、古長谷 莉花さんは「株式会社中川政七商店」へ入社します。また、転職にともない奈良に移住しました。
中川政七商店では、プラントハンターである畠清順氏と共同で「お持ち帰りしたい、日本の園芸」をコンセプトに『花園樹斎』というブランドを立ち上げます。植物の世界に改めて惹かれ、45店舗の運用標準化やインバウンドを主に担当しました。
2016年、同社の創業300周年プロジェクトをリーダーとして実現させ、退職します。その後独立し、現在は東京を中心に活動しています。
古長谷 莉花さんの公式サイト「世界のどこかに咲く植物を、あなたの隣に。」では、植物×場所×ビジネスの可能性やブランディング方法について述べられています。
その中で、ブランディングについて「多くの方が、より多くすることを求めるが、一番重要なのは、現状を認識し整理すること、問題を分解して理解すること。多くの場合は、よりシンプルにすることが、より効果ある変化をもたらす」とつづっています。
また、植物生活の連載では美しい写真とともに「植物とブランドを育てることは似ている」とも語っていました。
そして公式サイトでは、植物採集家としてさまざまな場所を訪れ、古長谷 莉花さんが感じたことをストレートに書いています。
サイト内にあるギャラリー「花と宝石」も興味深く見ることができます。「花と宝石」の通販サイトは、冒険陶芸家小野さんと古長谷 莉花さんのユニットで創り上げられた宝石のような陶器を購入することができます。
まさに、美しい絵本から飛び出したかのような佇まいが特徴となっています。